2007年2月27日火曜日

 

日本映画祭

この22日(木曜日)から4日間に渡って開かれている日本映画祭、行ってきました。日本映画がトルコ語字幕とともに、見られます。
坂本順二監督の「顔」という映画を見てきました。
藤山直美が演じる女性が、母の葬式の日、妹を殺してしまい、生活の場所を変えながら逃走をつづける話。主人公の彼女は、最初、引きこもりの生活をしていたが、逃走の過程で、なぜか、生き生きとしてくる。
トルコで見るためか、時代が1995年頃と古いせいか、何気なく流れる風景、歌、家の様子など、なんでもなつかしく感じられた。一緒にプナールさんと出かけたのだが、トルコ人の人には、どう目に写るのかなと思った。
映画を見ながら、そうそう、子供のとき、こんな風な家に住んでてんよ。ああ、関西大震災大変やったんよ。など、いろいろ説明してあげたい衝動にかられたけれど、黙ってみていた。
プナールさんは、この映画を、「おもしろかった、主人公の女性を周りのみんながすごく手助けするのが、変わってて興味深いと思った。」と言っていました。
私としては期待せず、豊川悦治や佐藤浩一の男前な顔を見られてラッキー感が残りました。
こういう催しって、私、いつも、満員かなという思いで行くんだけど、
せまいホールで、意外と余裕があったりして、いつも少し、不思議な気がします。
こういう娯楽もの、催しの混雑は、日本は異常なくらいすごいですよね。トルコでは有名な人のコンサートなどでも、意外とあっさり取れたりして、こういう娯楽への関心・定着度には、やはりかなり差があるのかもしれません。

ラベル:


 

豆腐作り

日本にいると、豆腐なんか、作らないよね。
これは、豆腐が簡単に作れる粉末が入っています。
粉を溶かしながら火にかけて、最後に凝固剤を入れて、
器で20分おいてから、水にさらせば出来上がり。
やわらかくておいしいのができます。
お世話になっています。

追記
もう、これ、売ってないらしいです。生産もされてないらしい。
できた豆腐が長期保存できるようになって紙パックに入ったものは、まだ売っているらしいです。
私、できあがった豆腐が長期保存パックされたものより、この粉から作るタイプのほうが、おいしくて好きだったんだけど、残念です。
需要が少ないんですね。   3月3日

ラベル:


 

マカロニ入り緑レンズ豆のスープ№2

前にトルコ料理講習会でつくったスープ。自分で初めて作ってみました。前回のと、えらい違い。
かなり具だくさんで煮詰まっていますね。
でも、おいしかったですよ。
豆のスープなので、体にいいと思います。
家族みんな気に入って飲みました。
レシピを紹介します。
日本だと、緑メルジメッキとサルチャだけ、手に入りにくいかもしれません。(最近は輸入食材店も充実しているみたいなので、以外と簡単に手に入るのかもしれませんが?)

1、オリーブ油とバター40グラムを大鍋に入れる。
2、玉葱1個、ニンニク2個をみじん切りにして加える。
3、サルチャ20gを加える。
4、緑メルジメッキ(軽めに下ゆでしておく、)を加える。
5、鶏がらスープ1.5リットルを加える。
6.マカロニ(トルコでエリシテと呼ばれる短い細長いパスタを使った)50グラムを加える。
7、ミント、マイダノスの茎を除き、荒く刻んで加える。(香りのものなので、適当に。。)
9.塩コショウ、お好みで粉唐辛子を加える。

ラベル:


2007年2月26日月曜日

 

紹介 タヌトゥルゥマック

よく食べに行くロカンタで、前に、店の人が「肉は××スーパーで、いつも買っている。すごくいいから、今度連れて行ってあげるよ」と言ってくれていました。それは、新しくできたスーパーで私はまだ場所を知りませんでした。その後、メイドさんが教えてくれて、場所を覚えました。
つい先日、そのスーパーに買い物に行こうとしたら、そのロカンタの兄ちゃんが、「おお、元気だったかい?ああ、スーパーに行こう」と言います。「いや、私、もうそのスーパーの場所を知っているし自分で行けるし。」ともぞもぞ必死で言う私を聞いてか意味分からずか、兄ちゃんは、そのスーパー帰りだったにもかかわらず、急にUターンして、ずんずん歩き始めました。
いやあ、こんな若い兄ちゃんとまいったなあ。(と言っても3分くらいの距離です)人が見たらなんと言うかしらと過剰に困りながら歩いていました。スーパーに入ると、また、ずんずん、一番奥の肉売り場まで兄ちゃんは行って、店の肉係の兄ちゃんに、「この人は、うちのロカンタの大事な客だから、いい質の肉をあげてくれ。これから、しょっちゅう、来るから」と言いました。そして、パッと私をみると、「じゃあ、さよなら。」と言って、ほとんどあっけにとられているくらいの間で、兄ちゃんは去っていきました。
少したって、「ああ、兄ちゃんはこれがしたかったのか」と分かりました。
その後、肉をきれいにうすく切って、きれいにラップではさんできれいにたたいて伸ばして渡してくれました。
こんなに丁寧に肉を用意してもらったのは、初めてなくらいでした。

どうも、トルコでは、こうやって紹介してもらうのと、普通の場合では、違う質の肉を売るのが普通だというのです。
これを、トルコ語で「タヌトゥルマック」(知り合いにさせる)と言います。多分。
日本では、誰にでも同じ肉を売るのが普通だけどね。いい評判ができれば自然と売れるという発想は、トルコではないのでしょうか。
トルコに来て最初にびっくりして印象的だったことにひとつが、この「紹介」です。
宝石屋さんに行くと、「友達のいいレストランがあるから」と教えてくれる。レストランでは「友達のいいお土産さんがあるから」と教えてくれる。友達友達の大安売りのように感じて、「あんたたち、いったい、どれくらい、友達がいるの?」と思ったも
のですが、そうやって、知り合い知り合いにどんどんなって、特別扱いをしあう、そういう文化があるんですね。

ラベル:


2007年2月25日日曜日

 

探険ロマン世界遺産イスタンブール①、②...テレビ番組

もう、少し前の話になってしまいましたが、「世界遺産」という番組でトルコが取り上げられ放送されました。
とてもよくできた番組で、住んでいる私たちも、子供たちにも、今一度、よいモスクや建造物などを見せてやりたいなと思わせました。番組の中で印象に残ったことを中心にまとめてみました。

オスマン帝国というのは、15世紀にキリスト教の国だったビザンチン帝国を2ヶ月かけて自分たちの国にしたことから始まる。

トプカプ宮殿のハレムで見初められスルタンの母となった女性たちは奴隷として、ロシアやアルメニアから連れてこられた女性だったという。異国の母から生まれた子供が代々、王となる国・・オスマン帝国・・・どんな国だったのでしょう。

オスマン軍の戦いの決まりも印象的だ。
戦いが終わりきっていないところで、急に戦いが終わる。
負けを認めている相手は、もう責めずに自分の仲間にするためだ。

建築家、山本達也さんも出ていて、アヤソフィアを例に「美しいものは美しいので残し取り入れる、
トルコ人は異教の建築物でありながら、アヤソフィアを残し、ときにあこがれ、その後、スレイマニエモスクをも作った。」と説明した。

断食中なので、お茶も飲まないおじさんが出ていた。その横で「お茶を飲むことを心苦しく感じるのだけど・・」とお茶を飲みながら日本のアナウンサーがいうと、「気にしないよ。信じるものが違うだけで、大切なことは、相手を尊重することだ、そうだろ。」と答えていた。

このようにこの番組は。他のものを尊重して取り入れる、寛容な文化の国として、トルコを紹介していた。

イスラム教徒はトルコ国民の9割を占めるが戒律に縛られるのではなく、その戒律をも楽しんでいるようにみえる人々も紹介していた。

ラベル:


2007年2月24日土曜日

 

ハマムとチャイのおよばれの一日

今日はウスキュダルの歴史あるハマムに行きました。
あかすりとマッサージをしてもらいました。
気持ちよかったです。
サウナもありました。
ハマムの石の上に寝転がると、天井から明かりがもれていてきれいでした。
村では結婚式の前にハマムで太鼓をたたいたりして、女だけで楽しむ習慣があったのよと、一緒に行った人が教えてくれました。
その後、ハマムのすぐ近くの知人の家でチャイをよばれました。
クレープ、ボレッキ、ケーキ、ヤプラックドルマ、イチリキョフテ、ジャガイモのサラダが作ってありました。「エリニゼサールック」(作ってくれてありがとう。の意味)と言いましたが、本当にそう思いました。 2月24日

ラベル:


 

コーヒー占い

トルココーヒーを飲み終わった後のカップとソーサーに残った模様で、占いをするという習慣があります。誰でもできるというものではない けれど、よくみることのできる人というのがいるそうです。今日お邪魔したおうちの奥さんは、コーヒー占いを見るのが得意だといいました。
もともと、人を見ただけで、いろんなことを感じることがあるそうです。
私も占ってもらいました。
(写真は、私の前に占ってもらった人の模様で私の模様ではありません。)
日本で平屋の一軒家を買うことができるから、今トルコでお金をためたほうがいい。ジープのような背の高い車の購入を考えている。家族に恵まれている。身近な人で肌の色が浅黒い人が近いうちに結婚する。心が退屈になってくるけれど、それを誰にでも話すのではなく、自分でなにかする。5本の指で数えられるくらいの友達とつきあって話をすることによって発散する。尊敬できる先祖がいる。一人の男の人が仕事の知らせをよこす。それで、たくさんでもなく少しでもない収入ができる。3人目の子供が1年から3年の間に生まれる。人について、誰に対してもよいように考える人だ。近いうちに外国か近くに旅行に出る。ご主人か一人目の子供はその旅行が好きではない。日本に来たいと思っている家族が来ようと思うけれどいろいろ考えると何かの理由で来れないと考え直す。日本に長くではなく、1、2週間帰りたいと思っている。日本へ帰国のとき、とても幸せな気持ちで帰る。などなど。
まだ会ったのが2度目の人だけど、たくさん話をしてくれました。
あくまで占いは占いですから、まにうけませんように・・・。

ラベル:


2007年2月21日水曜日

 

クユケバブが食べたい

サフランボルに旅行に行ったとき、クユケバブというのを食べました。作り方が独特で、特別な場所を必要とするから、サフランボルでしか食べられないと思っていました。
そうしたら、4レベントという場所の「ゲリック」というレストランの中に写真が出ていたので、驚いて、前から目をつけていました。
念願かなって、今日食べてきましたよ。かりっとよく焼けて、羊のおいしい香りがふんわりしました。おいしかったです。
店の人に聞くと、やはりこれだけは、別のところで作って持ってきているということでした。
作り方については
「サフランボルの暮らし」という本に載っていたのですが・・今、見当たらなくて(家のどっかにあるんですけど(^^))・・今度紹介しますね。確か、井戸のようなところの中に吊るして燻製にするんだったと思うんだけど・・自信がないです。 2月20日(火)
「世界遺産 サフランボル 民家とくらし」という本を見つけました。この本は本当によい本で、トルコの生活スタイルなどを知る上でとても参考になります。以下、この本からの抜粋。

サフランボルのレストランで見かける肉料理に「クユ・ケバブ」というものがある。(省略)まず専用に掘られた穴に薪をいれ、火を焚く。薪がちょうどいい具合になったら中に羊を丸ごと吊るし、フタをして蒸し焼きにする。焼きあがった肉はやわらかくしたの上でほぐれ、炭火で直接焼いたシシ・ケバブとはちがった香ばしさがある。

珍しいでしょう。私は、このお料理が本当に好きになりました。    2月24日 お掃除したら本が見つかったので追記。

ラベル:


 

マイケルジャクソンのエピソード(トプカプ宮殿観光にて)

今回、トプカプ宮殿を子供9人とそのお母さんたち7人でまわりましたが、お母さんたちの反応が一番大きかったのが、マイケルジャクソンのエピソードではないでしょうか。
トプカプの宝物は、筆入れから刀から何から何まで、惜しみなく、まるで水玉模様のようにエメラルド、サファイヤ、ダイヤがはまっていて、驚くくらいです。
その中でも、金ぴかのイスは目をひくもののひとつです。もちろん、宝石もたくさんはまっています。
以下、ガイドさんの話。

「前に、マイケルジャクソンがコンサートをするためにトルコに来ました。コンサートの前にトプカプ宮殿を見にに来て、とてもこのイスを気に入り、このイスのところでビデオクリップを撮らせて欲しいと言ったそうです。
政府は、だめだと言いました。そうしたら、マイカルジャクソンは怒って、コンサートをしないで行ってしまいました。
こういったイスは、トルコにとって本当に大切で歴史のあるものですから、例えば大統領が使わせて欲しいと言っても、トルコの政府はだめだと言ったと思います。」

一緒に観光したお母さんたちの中には、前の駐在がアメリカだった方もいて、「アメリカっていうのは、歴史の浅い国だから、こういったことを理解するのは、難しいところがあるのかもしれない」と話していました。                             2月19日(月)

ラベル:


 

昔はトルコ人ものっぺり顔 (トプカプ宮殿観光から)

トプカプ宮殿には、「昔のトルコ人」の絵が飾ってあります。(本当はちゃんとした別の名前がついている絵かもしれません。)
ガイドさんの説明によると、「これは、昔のトルコ人です。よく見てください。トルコ人に似ていないで、日本人によく似ているでしょう。目が細長くて・・。トルコ人はもともとは、このような顔をしていました。東のほうに住んでいて、西へ移動をしてくる途中でアラブの国に入ると、アラブの人と結婚して子供を作って、目が切れ長の目から、ぱっちりした目に変わりました。その後、ギリシャにくると、やはりここでも、結婚をしました。ギリシャ人は、目が青や緑で、金髪です。そうして、今のようなトルコ人になりました。」

トルコ人の顔は、ほりが深くてきれいだなと思うことがあります。
特に、スカーフを頭にまいた若い女の人のきれいなこと。
日本人の友達と、「私たちも、ほおっかむりをしたらきれいに見えるかな?いやいや、違うよ。顔のほりが深いから髪を隠したとき、あんなにきれいなんだよね。」と話したことがあります。

ジムでエアロビを習っていると、踊っている途中で何気に鏡にうつった自分を見て、とてもびっくりしたことが何度もあります。大福もちみたいで、のっぺりしている自分を見て、急にびっくりするのです。(いつもの自分なのに)
不思議というかゲンキンだと思いますが、一緒に踊っている間に、自分までも、周りと同じような濃い顔のような気分になっているんですね。。。おかしいけれど。                       2月19日

ラベル:


2007年2月20日火曜日

 

トプカプ宮殿の有田焼

2月19日、長男と一緒に、トプカプ宮殿、ブルーモスク、ヒッポドロムの観光に行ってきました。
写真は、トプカプ宮殿で出会った日本です。

トプカプ宮殿に入るとたいてい、一番最初に観光するのは、台所跡です。屋根にはたくさんの煙突が残っています。そこに、たくさん、中国や日本からのお皿が展示されています。
これは、有田焼だそうですが、周りの赤いところが着物のような模様で、本当に美しいなとうれしくなしました。
日本からはるばる、どのようにして、運ばれたのでしょうね

ラベル:


2007年2月16日金曜日

 

zerde(ゼルデ)・・オスマン料理のデザート

料理教室で習いました。冷たくて、いろんな食感が楽しめる甘い料理です。下のほうにお米も入っています。トルコ人何人かにこの「ゼルデ」というデザートのことを言ってみたけど、ほとんどの人が食べたことがないけど、名前は知っているという感じのようでした。
子供のころに一度食べただけという人も。
特別の日にしか食べないデザートだって言っていました。
そういえば、トルコでは、日本のようにできあがったゼリーというのは、売っていないのよね。
ゼリーを作る素は、売っているけれど。
こういった器に盛るのが、シックでいいと料理教室で言っていたので、早速、ガラスのこういった器を買いました。パシャバフチェ(トルコの有名ガラス屋さん)でひとつ、1.65YTL。150円くらいかしら。トルコ式にたくさんのお客さんに対応できるように10個買いました。

ラベル:


 

マカロニ入り緑レンズ豆のスープ・・・トルコ料理

実は、トルコではオーソドックなスープだったようです。
今回トルコ料理講習会で初めて作りました。食べたのも初めて。レストランなどでも食べたことがなかったです。
風邪をひいたときに食べるといいのよと、トルコ人の友達は教えてくれました。辛ウマ!と思いましたが、香辛料を入れなければ子供も食べられるそうでうす。
今回エリシテというものを初めて知りました。
トルコではスープによく入れるもので、平らで長細くて短いパスタです。おいしいです。
日本でいうと、すいとんを入れる感覚でしょうか。
赤いレンズマメのスープは、たくさんスープのあるトルコで、一番人気の一番ポピュラーなスープでしたが、緑のレンズ豆を使いこなすことが今までできませんでした。これから、たびたび作ろうと思ったスープです。          2007年2月16日

ラベル:


2007年2月14日水曜日

 

スウ・ムハンレビ・・トルコのスゥィート


トルコに来てすぐのときからは、これだけは、好きなデザートでした。
(他のデザートは、ことごとく、まずいと思いました。甘すぎで。)
デザート屋さんでも売っています。
冷たくてぷるるんとしていて、おいしいです。

作り方
①牛乳1リットル
砂糖100グラム を鍋に入れて、中火にかけて、煮立たせる。
②dalma sakiz・・(香りがつくものなので、なければ入れなくてよい。)を①に4、5個加えて、溶かし、溶けたらカスを掬い取る。
③小麦粉20グラム、片栗粉30グラムを少しの水で溶いて、煮立っている②に加える。
④一度火をとめて、スプーン2杯の片栗粉を少量の水で溶いたものを作る。
再び火をつけて、沸いたら④を加えながらまぜる。
⑤ボウルに移して、ハンドミキサーで10分混ぜる。
⑥平なパイレックスに2,3センチくらいまで入れる。(これくらいの深さ入れるとおいしくできるそうです。)
⑦冷凍庫に入れる。
⑧食べるときに、お好みで、バラ水、粉砂糖をかける。
これは、トルコ料理教室で習った後、甘すぎないように少し改良を加えたレシピです。
たくさんできたので、トルコ人のお友達、プナールさんに持っていってあげました。
「バユルヨルム」と言ってくれました。
これは、「すごく気に入った。」という意味で、もともと、「気絶している。」という意味の単語なんです。
気絶するくらい、うれしいってこと?なんか、女の人が言うと、かわいらしくて、好きな響きです。
「たくさんトルコのデザートができたら、近所のトルコ人の家に配ってもいいのよ、知らない人の家でも、問題ない。トルコでは、普通のことだから。」と話してくれました。
さっそく大家さんの家にも少し、届けました。

ラベル:


 

アシュレ・・トルコのスゥィート


2,3月は、イスラム暦のムハッレム月というのにあたり、この期間、トルコの家では、アシュレというデザートを作って、親戚や知り合いに配り、食べる伝統があります。
私は、店で売っているのと違って、家庭でつくるアシュレがおいしいのを知っているので、「おいしいアシュレが食べたいな」と少し、そわそわしていました。
そしたら、トルコ人の友人のギュルセンさんが、お母さんが作ったからと、アシュレをくれました。
甘くて、冷たくて、柔らかくて、幸せでした。
トルコのお母さんは、ちゃんと、手をかけて仕事をしている、そういう、あったかさが感じられました。
このアシュレ、レシピを見てみると、5時間も、火にかけないといけないんですよ。
                                                 07年2月13日
アシュレについて(その後)
アシュレについて、トルコ人のお友達、プナールさんが教えてくれました。
『アシュレは、自分で食べるために作るのではなく、たくさん作って人に配るために作ります。
アシュレを人にあげるというのは
「恵み(実り)多きことを」
(トルコ語で「ベレケット・アルトスン」お言います。)
という意味がある。
つまり、もっとお金がもっとくるように、田畑がよく実るように。果物がたくさんなるように・・など、いろんな意味で、恵みが来ますようにと祈る気持ちだそうです。
こういう慣わしの背景には、「人の何かをほどこすと自分にも何かが来る」というイスラムの考え方があります。仏教にも、ありますよね。
それから、これは、私も最近知ったんだけど、
娘がいたら、娘にいい結婚の縁が見つかりますようにという願いをこめて、お母さんが作って人に配るそうです。私、娘いるけど、作ったことないけど(笑)』
・・・・と、チャイを飲みながら、アシュレについて話してくれました。
興味深かったです。
日本も3月におひなまつり・・娘のためのおまつりをしますものね。
                                                07年2月15日

ラベル:


2007年2月12日月曜日

 

今日の夕食・・・トルコ料理「ゆで野菜入りハンバーグ」

先日、トルコ料理講習会で習ったお料理です 。
トルコでいうキョフテ、日本語でいう、ハンバーグです。トルコ料理とは思えない、さっぱりハンバーグです。牛ミンチを使うけど、つくねかなと思うくらい、さっぱりとして、ほくっとして、やわらかくて、おいしいです。少し手間は、かかるけど、おすすめレシピです。

レシピ
①太ネギ1本をたてに半分に切り、薄切りにする。
ゆでで、水気をしぼる。
②じゃがいも2個を丸ごとゆでて、皮をむいて、擦り器で擦りおろす。
③牛ミンチ300g
④パン粉・・パン4切れ分くらい(適量)
⑤卵 2こ
⑥塩コショウ

①から⑥の材料をボールに入れて、混ぜ合わせてこねる。
ピンポン玉くらいに丸めてつぶし形を整え、小麦粉、溶き卵の順につけて、フライパンで中火で、表裏まんべんなく、火が通るまで焼く。

Kıymalı Pırasa Köftesi
(Yaplış)
1 1 adet pırasayı ince ince doğrayıp haşlayın ve süzün.
2 300 g dana kıyma ilave edip tuz,biber, ekmek toz ve 2 tane haşlanmış potatesi ekleyip baharatlarla lezzetlendirin.
3 Şekil verin.
4 Una ve yumurtaya bulayıp kızgın yağda kızartın.
                                             07年 2月12日(月曜日)

ラベル:


2007年2月11日日曜日

 

街角のシミット屋さん

見慣れた風景になりました。街角のシミット屋さんです。30円から40円で、ドーナッツ型の素朴なゴマパンが買えます。
朝、出勤前に朝ごはんを家で食べる時間を持てなかった若者が道端で買ってほうばるイメージが強いです。

2007年2月10日土曜日

 

バラ水

バラ水は、日本の友達へのおみやげにも、いいらしいよと聞くことがありました。
私自身は買ったことが、ありませんでした。
今回、バラ水の中では、これがお薦めらしいよと、友達が、プレゼントしてくれました。「rosense」というところのです。
今週風邪で化粧をすることもなく、家にこもっていた私は、顔や手に、しょっちゅう、これを、ぺたぺた塗って過ごしました。
最初、ふわっと、バラの香りがしますが、においは香水のように後をひくということはない気がします。だから何回も顔につけて、さっぱりとすることができました。
風邪の顔がすっきりするので、何回も使いました。

ここからは、我が家の掃除婦さんに聞いた話です。

「ウスパルタ」という街でバラをたくさん育てているんだよ。
バラ水は、トルコのは、全部一緒で、全部いいものです。
肌をきれいにするために、デザートにいれるために、使います。
また、お祈りの後、バラ水を浴びる信仰があります。
それは、アラー(イスラム教の神様)の後の4人の預言者の1人、Hazren
Muhanmet(ムハンメット)がいつも、バラ水を使っていたことからくる信仰です。

バラ水を見つけた彼女は、すぐに、これだけの話を聞かせてくれました。

2007年2月8日木曜日

 

360°・・近頃話題に出ていたおしゃれなレストラン

「360°」というレストランは、おしゃれなレストランの代名詞として、よく聞きました。タクシムのイスティクラル通り沿いにあって、360°景色が見えるという意味で、この名がついたとか。ボスポラス海峡をはさんで、向こう岸が見渡せました。でも、違う方面は、建物などが多くて・・。
料理は、おしゃれなレストランにふさわしく、インターナショナルなメニューが並んでいました。
ぱりっとスーツを着込んだ営業マン風の人たちが、食事をしていましたよ。
(テラスに出て景色を眺めることができまーす。)

 

オルタキョイのマントゥのおいしいレストラン




オルタキョイは、海辺の町で、土日ともなると、出店がたくさん出て、家族連れで遊びにいくのにちょうど、いいところです。1時間でボアズ海峡を周遊する船も出るし、子供用の遊具のある公園もあります。アクセサリーの店なども並び、10代の子たちが遊びに行くのにもよいような「おしゃれ感」も同時に味わえます。
ここで、ずっと行ってみたかったのが、「マントゥ・エヴィ」という小さなレストランです。全部で机7つほどのレストランですが、トルコのガイド本に載っていて、何度か訪れましたがいつも、満席でした。それでは・・と、開店12時をねらって行くと、準備中でまだまだ始まる気配もなし・・(ここは、トルコだから・・とすぐに納得して諦めました)(^^)
先日、日曜日、やはり満席でしたが、お店の人に言っておいて、3周ほど辺りを散歩しては戻ってくるということを繰り返し、やっと中に入ることができました。
予想通り、マントゥ、おいしかったです。(スープもおいしかった)
水餃子のようなのが、マントゥです。普通はマントゥは「ニンニク入りのこってりヨーグルト」がたくさんのって出てくるのですが、「ヨーグルトは別のお皿で持ってきて」というのが日本人流の頼み方。
さらに、かばんの中から、醤油を出す人もいます!!
(ちなみに、うちでは次男と私は、トルコ式にヨーグルトをたっぷりのせて、食べるのが好きです。 )
写真のもう1品は、興味をもって頼んでみたのですが、メニューの名前は忘れてしまいました。ぶどうの葉っぱにごはんがくるんでありました。おいしかったけど、一人で食べるには多かったです。(食べたけどね。)
私はこの、トルコ料理のブドウの葉っぱの食感が大好きです。

2007年2月6日火曜日

 

生が一番!アイラン 


おいしそうでしょう。
これは、トルコの有名な飲み物、アイランです。
塩味の聞いたヨーグルトドリンクです。
ジョアなどのように、甘さは、ありません。
100円くらいで市販で、パックのアイランも売っていますが、生が断然、おいしいと思います。
市販のものは、もっとまったりとして濃いです。
写真のアイランは、ショッピングセンターのフードコートでついでもらいました。
市販のパックものよりも、さっぱり、すっきりとしていて、おいしいです。

2007年2月5日月曜日

 

くさい!?ココレッチ

ココレッチ。
ここで、まだ知りあいの日本人でココレッチを食べたという人に会ったことがありませんでした。
なんし、羊の小腸の肉だというでは、ありませんか。
くさいと評判でした。
「いやいや、食べた本人はさほどではないけど、まわりの人がくさい。」と、トルコ語の先生はアドバイスをしました。
怖いものみたさ?何でもチャレンジ精神!
トルコ料理(食べるの)得意な友達と2人組みでチャレンジしました。「チャンピオンココレッチ」というチェーン店が、とても評判がよいようだったので、行って来ました。
感想は・・
あれ!おいしーーい。
4分の1人前(写真の大きさ)を頼んだのだけど、「おかわりー」と2人とも、おかわりまでいただきました。
パンがふかふかで、問題のココレッチはたっぷりの香辛料でおいしくしてあり、上に載ったトマトがさらに臭みを消していました。また、食べにきたいなと思いました。
拍子抜けするようなおいしさでした。
ココレッチはトルコ人でも食べられない人もいると聞いていたのですが、上手に調理してあったのも、あるでしょう。
「トルコをチャレンジしよう企画」(←勝手に今、名前をつけてしまいました。)は、大成功に終わりました。

ラベル:


This page is powered by Blogger. Isn't yours?

登録 投稿 [Atom]