2007年12月23日日曜日

 

エジプト旅行

イスラム圏では、12月20日から23日までの4日間、クルバン・バイラム、つまり、犠牲祭でした。
祝日になるので、私たちも、エジプト旅行にでかけました。トルコ、イスタンブールとエジプト、カイロの間は時差もなく、飛行機で2時間半で着きます。行った先のエジプトでも、バイラム中でした。
車の中から牛や羊のはいだばっかりの血のついた皮を売っているもの、羊の頭が台に載っている姿、切りっぱなしの足が焼かれている風?だったり。内臓?のようなものを水で洗っていたり・・・もちろん、生きている羊や牛もたくさんいました。こういった光景はトルコでも、見たことがないので、驚きました。

トルコでも、バイラム前から、牛が10万円だの、羊が4万円だのという広告を見るようになり、売り物の彼らが集められているテントを見かけることまではあったのですが、たいてい、旅行で脱出してしまっていたので見かけることはなかったです。小耳に挟む様子では、親戚で1頭買って、殺す、もしくは、殺してもらって皆で分けて食べる、また、買うは買うけれども、遠く知らないところで、殺して、貧しい人に配ってもらって、自分たちは一切食べない、旅行に出る、など、いろんなパターンがあるようです。

牛や羊を解体する場面は衝撃でしたが、その他、観光のハイライトは、だいたい古代の遺跡と、美しいナイル川でした。
3000年以上も昔の象形文字や王たちの話に触れました。エジプトのいろんな思想は、気持ちをいやす効果があるように思いました。私は特に「王家の谷」がよかったです。外からは、ただの砂利の山だけど、中の穴に入ると、丹念に絵や文字が刻まれて、ミイラと装飾品が納められていました。エジプトの昔、生活も過酷だったからこそ、こういった心を導く知恵が必要だったのではないかと思いました。心で、外界と自分の調和、自分の内部の中での調和(バランス)をとり、秩序をつけて、守ろうとする意志を感じました。
今、私は「太陽の王、ラムセス王」という小説を読み進めています。ロマンの世界にしばらく、心いやされようと思います。

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2007年12月18日火曜日

 

メッツァリーナ

味がいいです。トルコはイタリアンは、本当に上手。
イタリア人がここのピザが、自分の国のピザに一番似ているといいました。私がこのごろ、はまっているのは、リゾット。2000円くらい。ご飯にはまるのは、やっぱり日本人らしい?子供たちの好みははっきりしていて、上の息子はいつもクリームのスパゲッティ。下の息子はいつも、トマトのスパゲッティー。メニューを見ないで、そう言って注文すると、メンを、10ytlで、ソースを7ytlでやってくれています。スパゲッティーは注文してから来るまで15分から20分。でも、その間、おいしいパンとスティックとオリーブ油がくるので、待てます。アボガド・パンプキンスープも栄養がつきそうで、量もたっぷり。2人くらいで分けてちょうどいい量。お薦めです。

 

SezenAksu 「Kaybolmayan YillarNo1 No2」を聞いています。

おそらく、この、セゼン・アクスという人は、日本でいう美空ひばりなのではないでしょうか、と今日、歌を聞きながら、ふと思いました。
最近、売り出されていた全曲集ですが、昨日、ついに、2つともそろえてしまいました。CDにして14枚、2つで1万円くらいになってしまいます。(家宝にしなきゃ)彼女は今も現役で活躍中です。自分で作詞作曲して歌います。有名な人へ、たくさん歌もあげています。歌唱力もすばらしい。また、深い、いい歌がたくさんあります。
ただ今公開中の、O Kadin (オ カドゥン)(その女の人の意味)を観て、さらに、はまりました。人生を歌った歌の、なんと深いことか。
この年にて、初めて分かる気のすることの、なんと多いことか。年をとるのも、幸せなことだと思います。

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セーターを仕上げげました。

セーターを仕上げました。毛糸の肌触りは最高。 日本の材料で、ほとんどの部分、日本で編んだものです・・。
それにしても、私って本当に手作り、何でもしちゃうわ!

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2007年12月17日月曜日

 

O KADIN  国民的歌手、セゼン・アクスの歌で綴る映画




O KADINという映画、12月14日から公開になりました。少し変わっていて、映画の間中、セゼン・アクスの歌が流れ続けます。歌にそって、ストーリが用意され、おじいちゃんとノートを書く女の子の場面が挟まります。

歌の歌詞がダイレクトに響く、いい映画でした。

今まで他のところで聞いていた有名な歌でも、実はセゼン・アクスの歌だということは多くて、彼女の歌の多さ、深さに感心しました。人生のつらい場面を歌った歌、多かったです。

主人公はYEŞİM(イェシム)という女の子です。Selin Demiratar(セリン・デミラタル)という女優さんで、トルコドラマによく出ている人だそうです。いかにもモデルらしいようなきれいな人でした。彼女にはお金もちのかっこいいご主人がいるみたいです。演じるのはBurak Hakkı

(ブラック・ハック)、車かたばこのコマーシャルが似合いそうな人です。そこに現れるのが、Okan(オカン)。バンドでギターを弾いたり、写真を撮ったりする、奥さんとかわいい娘のいる人。偶然、近所に引っ越してきて、微妙な関係のまま、倒れて病院に運ばれたまま、亡くなってしまいました。このオカンの役をするのは、「Bin Bir Gece」でオヌル ベイの恋敵を演じたTardu Flordun(タルドゥ・フロルドゥン:写真の人)さんです。私のタイプではないのですが・・・圧倒的な存在感で、いろんな表情をよく出していました。

主人公のイェシムが愛してまう男性の役で、遊び人風だったり、つらそうだったり、独特の味を出していました。

このイェシムのストーリは、常にセゼン・アクスの歌にのって、演じられます。その合間合間に、おじいちゃんーーErol Günaydın(エロル・ギュナイドゥン)、この人は、今上映中の「Beyaz Melek」にも出ているのですが、本当にいい俳優さんです。ーー彼が人生を語るように、含蓄のある言葉を諭すように語るのです。横でかわいい学生風の女の子がメモもとっています。

もし機会がもてたなら、また観にいきたいなと思っています。

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2007年12月14日金曜日

 

カフベ・デュンヤス(Kahve dünyası)

ここだと、本格的なおいしいコーヒーが飲めるよと聞いて、一緒に友達と入りました。コーヒーには、チョコのスプーンがついてきて、かわいい。コーヒーは本当においしくて、話がはずみました。
お店の名前の中の「カフベ」というのはコーヒーの意味、「デュンヤ」というのは、世界の意味です。つまり、「コーヒーの世界」という名前のカフェです。トルコの店の名前には、「世界」が入るものが多い気がします。
私のブログの名前も、「~世界」ですが。
いつものトルコのカフェでのくせで、コーヒーの後、チャイを2、3杯飲もうと思って、チャイ、ありますか?と聞いたら、ないそうです。本当にコーヒー専門店です。トルコでは、とっても、モダな気がしました。
この日は、日曜日3時、ジェバヒル内のカフベ・デュンヤスでしたが、とても混んでいて、席を見つけるのは一苦労でした。

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2007年12月12日水曜日

 

かごと敷物を編みました。


裁縫いれにしようと思っているかごと、かめのお座布団を編みました。
日本でエコクラフトと呼ばれる手芸で、石畳編みという編み方です。
日本から材料を持ってきていたので、編みました。

2007年12月8日土曜日

 

トルコ語で観る日本映画

DOLLSという北野 武 監督の映画をDVDで観ました。なんと、トルコ語音声、字幕のついたものを、トルコ人の人が貸してくれたのです。
日本よりも日本っぽい印象でした。
赤の色が印象に残って、無償の愛だけが残っていて
人形浄瑠璃の場面がそのまま出てきたような、ちょっと変わった世界でした。
主役は西島 秀俊 と 菅野 美穂。

http://www.bandaivisual.co.jp/kitano/dollいs/intro.html

(あらすじ)
愛し合っていた2人がいたが、彼のほうは、親が決めた結婚相手と結婚を決める。結婚式のとき、愛した彼女が現在病院にいることを知り、結婚式を抜け出して彼は病院にかけつける。そこで見た彼女は放心状態で何もできない状況で座っている。彼は彼女と2人、病院を抜け出し歩き始める。壊れてしまった彼女と彼は歩き続ける。

もうひとつ、トップスターだった彼女が目を失い、熱狂的ファンだった男が自分の目をつぶして、彼女に会いにいくストーリーも同時に流れる。彼女が自分の姿を見られたくないだろうという理由から自分の目を見えなくした男と、彼女は話をし、何らかの安らぎを感じているようだ。

2つの愛のストーリーが流れる。破壊的な、あまりに無能率な愛の姿。
異色の映画。

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2007年12月7日金曜日

 

HEPSI(ヘプシ)・・踊って歌うグループ

のりのいい歌をダンスとともに披露してくれるグループです。先日、ボスタンジでコンサートがありました。女4人のグループ。小学生くらいの子が多く聞きに来ていました。

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2007年12月5日水曜日

 

箱を装飾しました。

箱に色を塗って、紙を切り抜いて貼って、ひびをつけます。こういう箱を作りたい!と思っていた、思い通りの箱を仕上げることができました。
中には、パッチワーク用の布をきれいにたたんで、しまおうと思っています。
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Günül yarasıというトルコ映画をVCDで観ました。

友人が私がきっと気に入ると思うと勧めてくれて、一緒に鑑賞しました。

田舎で小学校の先生をしていたおじいちゃんは定年になって、イスタンブールに戻ります。田舎を去るとき、子供たちや村の人たちに、挨拶をして帰ります。特に女の子は学校を続けるようにと言っていました。クルド語でも村人と話をしていました。
イスタンブールに戻ってきたおじいちゃんには、息子と娘がいます。それから、友人。
友人にこれからのことを相談すると、昼、自分が使っているタクシーを、夜、使って、タクシーの運転手をすることを勧めます。
もう一人の主人公はDünya(デュンヤ)という女性です。彼女には7歳(?)くらいの娘がいます。ご主人は暴力をふるう悪い夫で、夫から逃げてイスタンブールに来て、夜繁華街で歌手をしています。歌手をした後は、お客さんにお酒を飲ませるのも仕事です。彼女の娘は、お父さんの暴力を見たとき、4歳か5歳か6歳か、そのときからずっと声が出ないそうです。
彼女は偶然乗ったタクシーの運転手の、このおじいちゃんと打ち解けます。
バーで仕事をしているところへ、おじいちゃんはタクシーの仕事で迎えに来ていました。主人は、田舎からおっかけてきて、そのとき、暴力を奮おうとして、彼女はおなかにガラスが刺さって入院します。
その後、おじいちゃんは彼女とその娘を自分の家に住まわすことになります。

彼女は、どうして今の仕事をすることになった理由を、こう語ります。
子供のとき、2人の男性に犯されて親は、男たちを責めないといけないのに、cinayet töreni(ジナーエット・トレニ)で娘を処罰しようとします。それで、逃げてイスタンブールに来た、本当はtürkü bar(テュルク・バル)で歌いたかったけど、仕事がもらえなくて、今の仕事をしている、そのときに、主人に恋をして結婚したと話します。
おじいちゃんのほうは、田舎で先生として、人々にsaygı(サイグ)、つまり、敬意をもらう聖職で長く勤め上げました。でもね、奥さんは仕事にあけくれる彼と別れていて、息子は、いつもこのおじいちゃんに家を売る話ばかりしていて、娘も、自分の結婚話のでたときに、このおじいちゃん(つまり、お父さん)に、
話をします。あなたは、他の子供を一所懸命に育てたけど、私が子供時代、病気のときに、全然見てくれなくて、私は病院に連れて行ってもらえなくて、それが原因で今、子供ができない体になった、そういう話をします。おじいちゃんは、自分が自分の娘を幸せにできないで、意味なく、働き続けてきたことを、定年した今、知るんだけれども、それでも、やっぱりまた、生まれ変わったら、同じように働くだろうと言います。
それぞれが、Günül yarası(ギュヌル・ヤラス)、つまり、「心の傷」を抱えたまま生きているのです。

彼女の主人がおじいちゃんの彼女が住む家に迎えに来たとき、おじいちゃんは、主人と行くように言います。彼女は、このおじいちゃんと結婚したかったみたいだった。
結局、田舎に帰った彼女は、しばらくすと、やはり主人の暴力をうけ、おじいちゃんに電話をします。そこにやってきたおじいちゃん。追っかけてきた主人。主人は最後に、Sarı eteki(サル・エテッキ)という歌、「黄色いスカート」という歌を歌ってくれるように彼女に頼みます。それを歌う彼女とおじいちゃんは目を合わせあっていました。おじいちゃんは、彼女のもとに来るときに、もうすでに多分、彼女と結婚するつもりで来ていたようです。でも、その歌が歌い終わったとき、突然、この主人は、彼女を撃ち殺し、自分も死んだ。鉄砲で。
目を見開く彼女の娘。驚いて駆け寄るおじいちゃん。

両親のなくした娘はおじいちゃんと話をしています。そのとき、声が出始めます。お父さんの暴力というショックで出なくなった声は、両親の死という違うショックを経て、再び出るように なったのです。
その後、夜、働きに出るおじいちゃんは、自分の実の娘に、この、彼女の娘を預けます。
悪いことが起こったけれども、子供の出来ない娘のところに、子供がやってきた、悪いところからいいことも生まれた・・
悲しいことも、たくさん描かれている映画でした。印象としては、きれいに作られている、つまり、雑でない映画という印象をうけました。映画自体、よくできています。

どんなにいいことをしようと思っても、やっぱり見方を変えると、すべていい、ということはなくて、どの人も、心に傷をもったまま、生きることになる、そういうことを感じる映画でした。いい、トルコの映画ですよ。

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2007年12月2日日曜日

 

私の好物、さばサンド

トルコのB級グルメ、さばサンド。これは、3ytlでした。トルコのパン(エキメッキ)の間に野菜と焼いたさばを挟んでくれます。たいてい、道端で売っています。
野菜は生のタマネギがたいてい入っていて、サバとよく合います。

夕食にこのサバだけ、いただいて帰りたいなと思ったことは、一度や二度ではありません。




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