2009年9月28日月曜日

 

「世界遺産への招待状 トルコ 東西のかけ橋 寛容の大地へ」TV放送

今日(9月28日、月曜日)、PM10時から10時45分、「世界遺産への招待状 トルコ 東西のかけ橋 寛容の大地へ」という番組がNHKで放送されるそうです。
テレビの番組説明では、「魅惑の国トルコの世界遺産を巡る旅。東西文化が融合するエキゾチックなイスタンブールに、回転し続ける舞の謎、人気のカッパドキアではこの国の人々の寛容さに心が動く」とありました。楽しみです。

Kyou (9gatsu 28 nichi )yoru 10 ji kara Toruko ni tsuite no bangumi ga yaru sou desu.
[Sekaiisan e no syoutaijyou Toruko Touzai no kakehashi Kanyou no daichi e] toiu banngumi de NHK de yaru sou desu.
tanoshimi desu.

見ました。
まず、ボスポラス海峡を渡る船の中。
おじさんがチャイをおごってくれて、「もし、ヨーロッパ人ですか?アジア人ですか?」と聞いたらなんて答えますか?との番組側の日本人の人の問いに、「たとえて言うならば、お父さんがヨーロッパ人でお母さんがアジア人だよ。両方だよ。」と答えていました。
そして、アヤソフィアが出てきました。キリストのモザイクが残っていて、メフメトがこの地を征服したときに、この教会を残したと紹介しています。イスラム教では偶像崇拝を否定するので、キリスト教の建造物を壊すことも多いのにと言っていました。当時モスクとして使われていたアヤソフィアですが、今は博物館として使われていて、高さでいえば18階のところまで足場を作って、塗り込められているモザイクの復元作業が進められていました。
アヤソフィアを訪れているトルコ人の人も、キリストのモザイクを見て、「きれいなものを作る人に悪い人はいないよ。」「この街にこの建物があって嬉しい」と言っていました。
次に、ネムルトダーが出てきました。ここは、ペルシアに支配されていた時代、マケドニアに支配されていた時代があって、世界遺産のネムルトダーは、昔の王のお墓でピラミッドのように石を積み上げた大きな丘がすべて人の手で作られています。そこに置かれた人物や動物の像には、文化の融合が表れていると言っていました。
次は、カッパドキア。ローマ帝国で迫害を受けた人たちが、石場の多いこの土地に来て、隠れてくらしました。ハトはキリスト教で大事な動物で、キリストが生まれたときに、「この子は私の息子だ」とハトが教えたという絵も残っているそうです。そのハトを飼って、ハトの糞を利用して、貧しい土地を豊かにして作物を育てたんです。
今、暮らす人たちも同じ暮らしをしていると言って、ブドウやアンズ、リンゴが映っていました。「家族で作物を収穫して食べて暮らす、他に何が必要か?」というようなことをおじさんが言っていました。
お母さんが手伝いをする子供に「アフェリン」(よくできたね)」と言ったときの子供のうれしそうな顔が印象的でした。リンゴもブドウもとても小粒なのを見て、日本のと比べて小さくて、野性味のあるような味だったなと住んでいたころ食べていた果物を思い出しました。
こうやって見ると、トルコというのは、おもしろい国で、9割以上がイスラム教徒でありながら、いろんな価値観への認容性が高い、混在することに慣れている国です。そのあたりが、これからの進むべき世界の道と重なると思うし、そういったいい意味で、注目されていくといいなと思うのであります。

ラベル:


コメント: コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]





<< ホーム

This page is powered by Blogger. Isn't yours?

登録 投稿 [Atom]