2008年12月2日火曜日

 

オルハン・パムック「雪」


40言語に訳されているトルコのノーベル賞作家オルハン・パムックの本である。
 今、読んでいる。
 カルスというトルコ北東の村が舞台だ。
 去年の冬はエルズルムというカルスの近くの町まで行った。
オルハン氏は、この小説を読むのにカルスに行ったことがある必要がないと「父のトランク」という著書の中で言っていたが、やはり、町の雰囲気や雪の感じを理解するのにエルズルムの町を少し歩いた体験はだいぶ手助けになっていると感じた。
 難しそうだと思って読んだことがなかった小説だが、読んでみるとものの名前(トルコ語)やお菓子などもにもなじみがあるので、だいぶ読むのが楽になっていると感じた。
 私は、トルコのスカーフ問題がはっきりと出てくるので少し驚いた。この問題の姿をとてもはっきりと示して見せてくれている。「5 殺人犯と被害者のあいだの最後の会話」は、私に多くのことを教えてくれた。
 主人公Kaの物語を今、読んでいる。

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