2008年6月4日水曜日

 

初めて来た日本の感想は・・

あるトルコ人の方が仕事で1週間、日本に来られました。
日曜日のお休みに主人が1日京都観光に連れ出し、
夕食はうちでということになりました。
うちに来るなり、「あ、靴であがらないんだね、トルコと一緒だ。いい。いい。」と言いました。
清水寺、金閣寺、三十三間堂を観光してきたそうです。
「京都の感想は?」と聞くと、
「どこも同じ様に整備されて発展している。」と。
日本人からしたら「歴史のある町なのよ。」ということなのですが、
あまり言っても耳に入らないようでした。
「トルコは場所によって、特長がある。日本はどこでも、地下鉄などが整備されていて同じレベルで発展している。」というのが彼にとっては何よりも一番の印象だったそうです。
歴史の町という面よりも、発展していて整備された町という印象から抜けられなかったようです。
うまく私も説明できなかったのですが。

そして、京都の感想を聞いているつもりが、彼の話はすぐに、
「いかにイスタンブールの町がすばらしい町か、自分にとって特別か」という話に変わります。
「イスタンブールはすべてが入り混じって、特別な空気がある」「特別な場所だ。」と。

「三十三間堂は神様がたくさんでびっくりしたのでは?トルコでは神様は1人だけど・・」とちょっとした興味で私が聞くと、
「ものでできたものは、壊れたら終わりだから、何も感じない。感じなかった。
感じることが何よりも大事だ。僕にとっては。
でも、もちろん、違う宗教、やり方にも、敬意は示す。これが、僕たちのやり方だ。
私はときどきラジオを開いてコーランを読む声を聞く、とてもいい気持ちだ、心が静かになる、これが何よりも大事だ。
コーランを書いた本も重要ではない。
人が生活の中で何を感じながら生きるかが大事なんだ。
宗教についてはカフエなどで、長い間、ゆっくり話をする必要がある。
友達の親しさを心に感じたら、そうやって話す時間は、とっても好きだ。」と言いました。

ぶれない自分のスタイルをもっていることを感じました。
はっきりしているなとも思いました。
日本食、特に朝食が口に合わないでつらいと言っていました。

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