2008年5月13日火曜日
トルコ人に読まれている「SAYURI」 トルコ人の知っている日本人の名前
「SAYURIという本を読んだ。芸者について興味をもった。」とたくさん芸者についてトルコ語の先生に質問されたことがありました。何人かトルコ人の人から「SAYURI」という本については耳にしました。
芸者の映画を観たとよく言われました。私は、その3、4年前の当時トルコにいてトルコ語では分からないので本も読まなかったし映画も観なかった。でも、何人か日本人の人にこう聞いていました。「さゆりは第一日本人じゃない人が演じているし、本当のこととかけ離れていると日本人には不評らしい。」そのことをそのままトルコ人の人にも伝えたりしていました。
芸者のことを急に聞かれて、私は、芸者は仕事の一つということと、品が重んじられるものだと答えたような。それから小学校の高学年のころ、芸者になりますと言って、親元を離れて地方から一人、京都に行ってしまった子がいて、お別れ会をしたことを思い出していた。 ようは、それくらいのことしか、分からなかった。
今、日本のDVDを借りてみました。
memorys of a Geisyaと副題がついた。
日本人でも、どきどきする世界。さぞ衝撃だったろうな。
全部日本なのに、英語を上手にみんなしゃべっていて、日本語字幕・・っていうのが、関係ない話だけど、変だなと思ったけど。厳しい世界の話だけど、景色や女性たちが美しくあでやかでした。
置屋のお母さんを日本の大女優、桃井かおりさん。橋の上で子供時代のさゆりに話しかけ芸者になる決心をさせた会長さん役に、私が世界で一番好きな俳優さん、渡辺 謙さん。
芸者について、売れっ子芸者がさゆりに教えるとき、こう言っていた。「覚えておおき。芸者は娼婦じゃない。かといって妻でもない。芸者は体でなく芸を売って秘めた世界を作り出す。芸者は動く芸術作品・・・」と言う場面があった。全部をけして見せてはいけない。じらす。旦那が芸者を選ぶそうだ。
映画の中で渡辺 謙の演じる会長さんが、いいことを言った。「幸せなんて望めない高望み。何もないのが幸せなのだ。桜の花のように、その幸せもすぐに過ぎる。」と。
イメージしていたのと違い、いい意味で期待を裏切られた。私は、この映画、好きだった。
「無だけが残るのです 化粧をするのは素顔を隠すため 目には深い悲しみの水・・ 芸者は何も求めることなく 何も感じてはいけないのです 浮き草のような世界で 芸に生きる女 踊ってー 歌ってー 客を楽しませる 客に仕えてー あとは闇に包まれー あとは秘密の世界に消える」
最後には、会長さんへの気持ちが通じて、SAYURIはこう言う。
「ご存知でしたか。橋の下でお会いしてから 私が今まで歩んできた道のりは あなたに近づくためのものでした。」
トルコでSAYURIが話題になっていてから、3、4年越しくらいにこの映画を観ましたが、思い描いていたよりずっと好きな映画でした。ただ、これが芸者の世界をちゃんと描いているかというと、私も知らない。ただ、映画として好きなだけ。
芸者の映画を観たとよく言われました。私は、その3、4年前の当時トルコにいてトルコ語では分からないので本も読まなかったし映画も観なかった。でも、何人か日本人の人にこう聞いていました。「さゆりは第一日本人じゃない人が演じているし、本当のこととかけ離れていると日本人には不評らしい。」そのことをそのままトルコ人の人にも伝えたりしていました。
芸者のことを急に聞かれて、私は、芸者は仕事の一つということと、品が重んじられるものだと答えたような。それから小学校の高学年のころ、芸者になりますと言って、親元を離れて地方から一人、京都に行ってしまった子がいて、お別れ会をしたことを思い出していた。 ようは、それくらいのことしか、分からなかった。
今、日本のDVDを借りてみました。
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日本人でも、どきどきする世界。さぞ衝撃だったろうな。
全部日本なのに、英語を上手にみんなしゃべっていて、日本語字幕・・っていうのが、関係ない話だけど、変だなと思ったけど。厳しい世界の話だけど、景色や女性たちが美しくあでやかでした。
置屋のお母さんを日本の大女優、桃井かおりさん。橋の上で子供時代のさゆりに話しかけ芸者になる決心をさせた会長さん役に、私が世界で一番好きな俳優さん、渡辺 謙さん。
芸者について、売れっ子芸者がさゆりに教えるとき、こう言っていた。「覚えておおき。芸者は娼婦じゃない。かといって妻でもない。芸者は体でなく芸を売って秘めた世界を作り出す。芸者は動く芸術作品・・・」と言う場面があった。全部をけして見せてはいけない。じらす。旦那が芸者を選ぶそうだ。
映画の中で渡辺 謙の演じる会長さんが、いいことを言った。「幸せなんて望めない高望み。何もないのが幸せなのだ。桜の花のように、その幸せもすぐに過ぎる。」と。
イメージしていたのと違い、いい意味で期待を裏切られた。私は、この映画、好きだった。
「無だけが残るのです 化粧をするのは素顔を隠すため 目には深い悲しみの水・・ 芸者は何も求めることなく 何も感じてはいけないのです 浮き草のような世界で 芸に生きる女 踊ってー 歌ってー 客を楽しませる 客に仕えてー あとは闇に包まれー あとは秘密の世界に消える」
最後には、会長さんへの気持ちが通じて、SAYURIはこう言う。
「ご存知でしたか。橋の下でお会いしてから 私が今まで歩んできた道のりは あなたに近づくためのものでした。」
トルコでSAYURIが話題になっていてから、3、4年越しくらいにこの映画を観ましたが、思い描いていたよりずっと好きな映画でした。ただ、これが芸者の世界をちゃんと描いているかというと、私も知らない。ただ、映画として好きなだけ。
ラベル: 映画
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