2007年7月15日日曜日

 

木のスプーン

<ハイレット村で>
今、皆が使っているアルミのスプーンを初めて見たのは、ちょうど40年前だと皆、はっきりと言った
昔は、いつもこの家も、35人から50人のお客が来ていたそうだ。ギュレルさんは当時5歳で近所に住んでいたそうだ。いつも遊びに来ていて、「混んでいるからうちに帰りなさい。」と言われて、家に帰るけれど、5分したら、また、この家に来ていたと笑った。
当時は、この木のスプーンしかなくて、いつも、お客さんが来ると、スプーンが足りなくなるので、家からスプーン持参で遊びに来ていたそうだ。近所にスプーンを借りにいったりもしたそうだ。他の人のと分からなくならないように、リボンをつけていたという。大きなお皿を机にひとつ置いて、このスプーンで皆、直接手を伸ばして食べていたそうだ。
今はお客が何人来ても、このアルミスプーンはなくならないくらい、たくさんあるわと言っていた。

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