2007年3月4日日曜日

 

ラク

ラクはトルコのお酒です。
(写真一番左の)ラクをコップに入れると水のように透明です。
その後、水(写真一番右)を入れると、手品のように白く濁ります。
甘くておいしいです。
トルコでは、白チーズを食べながら飲んだりするようです。
自分の家用に買ったのは、今回、はじめてです。
                       3月4日

 追記
北原白秋の詩の中で「阿刺吉(アラキ)」として、登場するそうです。すでに江戸時代には日本と交易のあったオランダ船によって、国内にもたらされていたとも伝えられているそうです。
私も初めて知りました。(参考;中公文庫 世界のイスラムジョーク集 早坂 隆 著)

邪宗門秘曲---北原白秋 

われは思ふ、末世(まつせ)の邪宗(じやしゆう)、切支丹(きりしたん)でうすの魔法(まはふ)。
黒船(くろふね)の加比丹(かぴたん)を、紅毛(こうまう)の不可思議国(ふかしぎこく)を、
色(いろ)赤(あか)きびいどろを、匂(にほひ)鋭(と)きあんじやべいいる、
南蛮(なんばん)の桟留縞(さんとめじま)を、はた、阿刺吉(あらき)、珍(ちんた)の酒を。

「邪宗門」(明治42)所収

語釈【邪宗】 キリスト教の禁圧から生れた呼び名。【切支丹】 キリスト教。【でうす】 天主。キリスト教の神。【加比丹】 船長。【びいどろ】 ガラス。【あんじやべいいる】 カーネーション。【南蛮】 東南アジアおよびその地を経て渡来するスペイン、ポルトガルなどを指す。【桟留縞】 赤または浅黄を交えた縞織の、厚く美しい絹布。【阿刺吉】 オランダ渡来のアラビア原産の果汁で製した酒。【珍たの酒】 ポルトガル渡来の赤ぶどう酒

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