2007年11月18日日曜日

 

オリエント博物館・考古学博物館

オリエント博物館・考古学博物館で特に印象に残ったものを紹介します。ここは、驚くくらいたくさんの石棺が残っていますが、たいていは、アレクサンンダー大王の雄姿などが描かれた戦いの場面が掘られています。そして、トルコ(ヒッタイト)兵は買っているように、ペルシャの兵やエジプトの兵は負けているように描かれるのです。そんな中で珍しかったのが、周りにぐるっと女性が並んだこの棺。なんでもこの中に入れられた王様は、女性好きだったそうです。一人ひとり違うポーズだけれど、全部泣いている姿の女性が掘られています。古代は泣いている女性に魅力を感じたのかなとふと、思いました。カッパドキアに行ったとき、戦いに行く主人を見送る婦人の涙を入れるため専用の陶器を見たからです。女性好きの王様は死んでからもこんな風に女性たちに囲まれているんだなとふと和みました。
壷の上に丸い飾りが3つぶら下がっているものを見てください。
これは、もともとは、王様が自分の席の前に飾り、地球に見立てた飾りで、世界を自分が支配している、そう感じるためのものだったそうです。それを真似て作り、今では、お土産屋さんでも見かけるものです
。古代の王様の尊大さを感じる話でした。
そして、この穴のあいたものは、ミフラープと呼ばれるもの。モスクでもよく見かけます。メッカの方角を示すところです。トルコ人のガイドさんが、「家にお客さんが来るとね、皆、お祈りしたいから、どっちがメッカの方向ですか、って聞かれるんですよ。右肩に太陽が当たるように立つと、メッカの方向を向くことになるって話、知ってますか?}と彼女は言いました。日本人の友達が、「でも、太陽は1日のうちで移動するから、方角はそれによって変わってしまうんじゃないですか。」と聞きました。すると、「ああ、適当ですよ。そんなんわ。」と笑う彼女は、かわいらしいおばちゃんでした。信仰と親しみと緩さと諦めと思いやりといろんなものが混じったトルコのおばさん。その日、ガイドしてくれた彼女は、ボランティアでガイドをしたり、地元の字を知らない人たちに字を教えたりしています。地元には、野菜の値段さえ読めずに、不便な目にあっている人がたくさんいると言います。
話はずれましたが、こんなすごい博物館が近くにあって、そんなに注目されていない現実も、少し違和感を感じました。トルコではあまりにも価値のある歴史的遺産に囲まれ過ぎて慣れっこなのか、私たちからすると、宣伝下手でもったいないなと感じました。

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コメント:
こうやってTulipさんが紹介してくれるまでトルコは名前を知ってる程度で全くわからない国でした。勝手に地味な国だと思ってました。でも本当はトルコは遺跡や遺産が多くて世界の歴史を感じることができるすばらしい国だよね。しかも親日家でいてくれるのに、日本の人はそれを知らない人がほとんどでしょ。もったいないな。もっと国交が盛んになって皆がトルコを身近に感じられるようになればいいのにね。
 
本当にそう思います。
 
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