2007年8月25日土曜日

 

Beyaz Saray(アブシャのホテル)







本当に最高。アブシャの海岸の横のホテル。お友達の推薦でインターネットで調べて電話予約しました。ここで1ヶ月くらい過ごしたかった。大人60ytlで朝食夕食つきです。海はきれいで顔をつけて、魚ややどかり、かにを見ました。夕日が海に沈むのも、月明かりが海に伸びるのも、最高にきれいだった。
 夜はバスで9時半に街に送っていってくれて、12時にまたホテルまで、乗せてくれます。
トルコの夏の夜はみんな遅くて、アブシャの街では赤ん坊からおじいさんおばあさんまで、海岸沿いでゆっくりしたり、買い物したりしています。うちの子供たちも、水あめなんて、めずらしいものを買ってもらって、おいしいと言っていました。
 アブシャはエーゲ海に近いアルマラ海。ボアズ海峡を見慣れた目には、海が白い印象です。
 私たちは外国人だけど、いつも人懐こくてほっておけない性格のトルコ人たちも、このホテルでは、そっとほっておいてくれる、そういう優しさ、品のよさのあるホテルでした。
 欲をいえば、シャワーとトイレ。一つのスペースに両方あってしきりがありません。なので、シャワーをすると、トイレも水浸し状態。シャワーの水も温度があまり一定しないし、塩水だし、手を洗うときも蛇口は高い位置にあってびしゃびしゃはねるし。子供たちのほうが敏感で、トイレさえ、もう少しきれいならとぼやいていました。

 
 私の読書は、灰谷健次郎の「砂場の少年」。これを1冊、海辺で読み終えました。中学校に教員として35歳で赴任した先生と子供たちのことなどを書いた話です。「生きる力」ということを考えさせられました。どんな人でも、立派に生きていくことは大事だと思いました。お金や教育やで差別するのは違うということも改めて思い起こしました。
 私はトルコで住んでいるけれど、やはり仮住まいで、ここで生きるための何をも選択しませんでした。
やはり、いずれ日本で、家をもち、車をもち、なにかしらして稼いで、税金を払い、権利や責任を背負い生きていかないといけないなと感じました。それが人間のあり方で、常に、無力さの中で何ができるか、そういう自分なんだと思いました。
 (トルコのことは、やはり、私にはわかりっこない部分がほとんどだけど、それでも、少しでも、日本以外の外国というものが、自分の中にある、そういう経験ができるチャンスに恵まれたことに、感謝しています。自然の中で、のんびり過ごしたので、静かに、こんなことまで考えてしまいました。)

 このホテルは海辺に沿う形でたっていて、どの部屋もベランダが海に面していますが、海辺のレストランもいつも開いていて、最高です。
子供たちがOKEYというトルコの遊びにはまって、レストランで何回かやりました。単純だけど、奥の深い遊びです。
ただ・・コーヒー好きの私としては、思うようなコーヒーが作ってもらえなくて、最後には厨房にお邪魔して自分で作る始末。おまけに、1杯350円もする!!許せない!
今度ここに来ることができたら、電気お湯沸かし器と、長期保存牛乳の小パックと、インスタントコーヒーを持ってきましょう。
 アブシャはワインが有名だそうで、「IDA」という赤ワインをホテルでいただきました。渋さはないのに、香りが口に残るおいしいワインでした。
 心休めに日本からでも、来れたらいいなああ、人生の何割か、こういうところで、静かに本をたくさん読んで過ごしたいなあと思いました。
 ホテルではずっと、ちょうどいい音量でトルコポップ音楽、ラジオがかかっているんですよ。ベンギュ、ハンデ・イェネル、ギュルベン・エルゲン、ヘプシ。そして、夜の9時過ぎると、エブル・ギュンデシがひととき、1時間ほど、かかるのが、なんとも、また雰囲気にぴったり。

写真はホテルの目の前の海を撮ったものです。

Web http://www.otelbeyazsaray.com

ラベル:


コメント:
素敵なところでゆったりした時間をすごしたのね。海辺で本を1冊読み終えるなんてTulipさんらしい時間の使い方だね。相変わらず家でボーっと韓ドラを見ている私には、なんだか別世界の話のように感じるな。
日本に帰ってきてからまた行くことがあるなら、一緒に連れて行って~~^^
 
嬉しいです。一緒に行きたいね。
 
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