2007年6月27日水曜日

 

アネットホテル(アイバルック)

アイバルックのホテルに選んだのは、アネットホテルでした。最初にいうと、他の日本人の人には、一般的には薦めません、
でも、私は、気にいったし、感じもよく、また行きたいなと思いました。
オーナーさんはドイツ人女性で、折り目がみえるような、きちんとした性質のみえる方だと思いました。
着くなり、はいはい、クーラーの空気が逃げるから戸を閉めて!子供たちが、玄関近くの棚にある卓上ゲームを触るだけでも、「おもちゃじゃないのよ」
彼女はいつも、正しいことを言うだけで、冷たいわけではないです。玄関の横では、甘い果物を着くなり、もりもりいただき、冷蔵庫につめたい水があるから、いつでもあけて飲んでいいからねと言いました。

翌朝、ひょんなことで、トルコ人ギュルセンと彼女(アネットさん)のかかわりがおもしろかったです。
長足を庭でとっていると、猫がやってきました。
ギュルセンはきゃあと言って、猫にチーズを投げました。
もう猫が来て怖いわと言いました。
アネットさんは、猫の場所と朝食の場所を分けたいから、えさをあげないでねと言いました。
ギュルセンは、そう、私もそう思う。私も怖いからえさをやったのよと言いました。
ギュルセンは、言うなら最初から言っておいてくれるべきだし、えさをやらないでというのも、「私たちはあげないから、そのようにお願いできる?」と言うべきだと言いました。
私は、おもしろいなと感じました。
私は、ドイツ人の合理的な感じを気持ちよく感じていましたら、感触がああ、やっぱりトルコ人じゃないと°同時に感じていました。
うまく説明できないな・・
トルコ人ってはっきりものを言うし、ときどき、わがままかなと思うくらい自分を主張するけれど、
ある場所では、すごく人に気を使って、悪いことを言わないのです。
私は、トルコ語の授業での1シーンを思い出しました。
例えば、「いい喫茶店があるから、通りすがるときに、見せるね」という状況は、トルコの文化の上では成り立たないのだとトルコ語の先生が言うのです。それによって、使う文法の形が違って、話題となりました。トルコの文化上では、絶対に、紅茶をそこで飲もうという話になって、見せるだけということは、成り立たないというのです。
トルコ人は、どこかに行こうとは言うけれど、なかなか一緒に行かないというのは、日本人からときどき聞く不満のひとつです。
人とのつきあいいおいてはトルコ人には、合理的とはいえないけれど、こうしたほうがいいという独特の感覚があるのです。
ギュルセンがドイツ人の彼女のホテルの仕切り方に不満を感じるのも、トルコ人を少しだけど見てきた私には理解できました。それと同時に、きちりと自分の生活を続けるアネットさんも好きでした。
彼女は、20年前からずっとこのホテルに住んで、お客さんがいないときは、ピアノを弾いたり、本を読んだりして過ごすと言いました。アネットさんもまた、ここが、トルコのアイバルックが好きだそうです。


誰にでも薦めない理由は、まわりがごちゃごちゃしていることだけです。歩いてみると街まですぐで驚くほどです。(写真の小路の距離の1.5倍くらいでホテルにつけます。分かりにくいと思うけど・・。)
写真の小路の向こうは海と夜も昼のようなのんびりさでぎわう街です。
初めて訪れるときは、見つけるのが難しいかもしれません。
それから、1階のロビーにクーラーがある意外、クーラーは部屋にありません。
朝食付きで一人20ユーロ。

以下は「小さいホテルの本」のトルコ語から訳したものです。訳はうまくできてないと思うけれど、ご勘弁。
でも、私のもっとこのホテルへの感覚と同じです。
kの本の作者は上手に書くなと思いました。 (作者ニシャンヤンさんは、自分の足で歩いて訪れて、いいこともよくないことも、素直に書く、自由な人だというのを聞いたことがあります。)

[アイバルックの古いギリシャ系住民の地区を好むのも可能、嫌うのも可能。
歴史の宝石と思うこともできる。または狭い路地の間に挟まるゲットーと捉えることもできる。
その中間の立場を取るのは、難しいであろう。

一目見て、アンネットの家は、好ましい発見となるであろう。外観はまあ、まずまずというところだ。中は100年ものの、ものものしい戸、弧を描く木を材料にした階段、装飾をほどこした木を材料にした屋根、黒と白のモザイクのついた台所、白い油絵の具が広く土台となり調和をとっている、落ち着いた古い南ヨーロッパの家である。
 大家は20年あまり前からトルコで生活している。整然とした文化的なドイツ人の女性である。TRT3(トルコのチャンネルのひとつ)を聞いている。来客を私的な客のようにもてなす。観光、チケットなどを用意してくれる。裏の庭で食事をサービスしてくれる。
部屋には風呂場はない。でも、細かいところはヨーロッパ人の好みがしっかりと出ているように感じた。]

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