2007年6月27日水曜日

 

エルグアン・エビィ

1ヶ月も前から、このホテルに泊るのを楽しみにしていた。


「小さいホテルの本」に出ている女性、この家のオーナーにも会いたかった。
電話で話しても、待っていてくれると思って、気がはやった。
ホテルに行く日も、プランがいっぱいだったけど、それでも夜8時には着きたかったのに、
友達が、アイバルックトーストを買いたい、サルムサック海岸を見たいといったおかげで、
夜10時くらいになった。
はじめて、大人げもなく、不機嫌になった。(--)それくらい、行きたかったし、彼女に気持ちを示したくて、夜遅く訪れる失礼をしたくなかった。(結局、友達は何回も彼女たちに電話しながらホテルまで行き、その後も、すっかり打ち溶けて話し込んでしまい、
私の心配はいらぬものとなった)



林の中にあった。私たちがホテルに着いて一息ついたのはもう、夜11時だったけれど、
テラスでは、人々が談笑したり、寝そべったりしていた。
きれいな音楽が流れて、体を伸ばした目の先は林。その上は、星空だった。

チャイを飲んだ。ひょうたんから作ったライプ。
お手伝いの男性、女性一人ずついるので、
オーナーの彼女たちも、ゆったりと自然な感じで溶け込んでいてくれる。


翌朝も、テラスでいつまでもくつろぐ夫婦がいて、
イスタンブールから休みがとれると、すぐにここに来るといった。もう何回もきているらしい。
近くにとてもきれいな浜もあって泳げるそう。
「イスタンブールから一番近くてきれいな海は、ここよ、ボドルムまで行くことはないわ。」と言った。



ホテルのオーナーと朝食後、ひととき話をして過ごした。
「ときどき一人でお客さんはやってきて、ホテル昼間、どこにもいかないでホテルでずっと、過ごしている。本を読んだりして。
そういうのに、いいホテル。普段のにぎやな暮らしから離れて、休むことができる。
私自身も、ここが好きなの。」
と語った。
暖炉があって、横には本が並んでいた。ときどき、お客さんは本を持ってくるのを忘れるからねとオーナーは言った。
春は花が咲き乱れて、それはきれいだから、おいでと言った。

ここは、チャナッカレの南のエーゲ海沿い。住所でいうと、クチュッククユになる。
イスタンブールから近くの空港(エドゥレミット)まで来て、バスで1時間、その後、タクシーで来られるそう。

http://www.erguvanliev.com/tr/otel.asp

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