2006年11月18日土曜日

 

11月10日

2年前の11月10日は、洗濯物を乾しているとき、ブーーブーーと大きな車のクラクションの音がして、びっくりしました。目をあげると、歩いている人も、皆、身動きもしないで、立ち止まっているし、坂を上っている途中の車まで、全部、止まっています。まわりみんなが止まっているので、一瞬、私も、ぴくりとも動けなくなりました。(うちの中に入ることもできなかった)
後で、「今朝のみんな止まっていたのは、なに?」と聞くと、アタチュルクさんが亡くなった時間に、みんな敬意を示してそうするのだと聞きました。市バスに乗り合わせたおじさんも、「そうか。君もやってくれたのか、ありがとう」と、お礼を言われたのが、印象的でした。
今年は、トルコに住んでいるんだから、ちゃんと、この黙祷?をやろうと思って、まだかな?まだかな?と思いながら過ごしましたが、ちゃんと時間を知らないものだから、昼になってしまいました。
後で思えば、何の音だろう?というくらいの、クラクションの音を感じたときがあったから、あれだったのかなと思いました。国民が自主的にやることだから、毎年、大きな音がなるとは限らない。自分でちゃんと時計をみて、やらないとなあと思いました。
イスタンブールのドルマバフツェ宮殿の時計は、今も、アタチュルクさんが亡くなった時間のままになっているという話は有名です。彼は、1923年に、今のトルコ共和国を作った建国の父と言われていて、
国民の尊敬を集めています。街でも、トルコ人との会話の中でも、たまに、「アタチュルクを知っているか。すばらしい人だ。」ということを耳にします。トルコのお金のお札は、全部、彼の顔です。

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