2006年11月15日水曜日
サフランボルの民家で。回る棚。
小さい子供というのは、触ってはいけないものを触ったり、開けてはいけないところを開けたりと、いたづらのつきないものです。
カイマカムラル・エヴィという公開されている民家の中で一番、有名な場所を訪れたときです。ここは昔の民家をそのまま博物館としていて、昔の暮らしがマネキンで再現してあります。
6歳の息子が、何気なく、閉まっている扉を開けたところ、あるものを見つけました。このように3段にわたって、食器が載せられていて、しかも押すとくるりとまわり、ただの壁にかわります。裏にまわると、隣の部屋にも扉があって、そこをあけると、まわってきた食器が取り出せます。忍者屋敷みたいだと大喜びです。そして、それを見つけた息子は、家族に褒められました。
後で、本を開いて解説を読んでみると、男のお客さんに飲み物などをふるまうとき、女の人が姿を見られないように、ここに載せて、くるりとまわしたそうです。
トルコ語で、ドンメ・ドラップ(回る棚の意味)というそうです。こんな文化的におもしろいものを、何の解説もせず扉も閉めて、ほおってあるとは。トルコだなあと思いました。日本だと、きっちり説明の看板が出ていて、鎖でもして、遠くから眺めることになりそうです。(なんといっても、ここは世界遺産の街の一番有名な「民家を利用した博物館」ですから。)
息子が示した、小さい子供特有の好奇心、いたづら心のおかげで、見ることのできたものでした。
コメント:
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息子よ、でかした!!って感じかしら~。野性の勘が...いえ子どもの勘が働いたのね。大人はなかなか、あちこち触らないから気づかずに通り過ぎる人いっぱいいるよね。なんで説明ないんだろーねえ?それが普通なんかな。
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